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後生掛温泉の魅力は?温泉の種類・アクセス方法・周辺のスポットなど

2025.03.06

後生掛温泉は、秋田県鹿角市の八幡平国立公園内に位置する秘湯で、300年以上湧き続ける名湯として知られています。
特徴は7種類の温泉浴で、美肌効果が人気の泥湯や名物の箱蒸し風呂、さらに地熱を活かしたオンドルなど、多彩な湯めぐりが楽しめます。周辺には大湯沼や泥火山、八幡平ビジターセンターなどの観光スポットも充実。この記事では、後生掛温泉の魅力や温泉の種類、アクセス方法、そして周辺スポットについて詳しくご紹介します。

後生掛温泉の魅力は?

300年以上湧き続ける名湯で心も体も癒される

後生掛温泉は、秋田県鹿角市にある八幡平国立公園内の秘湯で、昔から湯治場として親しまれています。 標高約1,000mの大自然に囲まれ、湯煙が立ち込める風景はまさに温泉地ならではです。

7つの温泉浴でリラックス体験

後生掛温泉の魅力は、7種類の個性豊かな温泉を楽しめること。 特に人気なのが、美肌効果抜群の泥湯と、首だけ出して蒸気浴をする箱蒸し風呂などです。 その他にも、温泉の泡で血行を促進する火山風呂や、じんわりと体を温める蒸気サウナなど、それぞれ異なる温浴効果があるものもあります。

地熱を活かしたオンドルでぽかぽか体験

後生掛温泉のもう一つの特徴が、後生掛式オンドル。 これは天然の地熱を利用して床を温める仕組みで、横になるだけでじんわりと体が温まり、芯からリラックスできます。 寒い冬でも快適に過ごせるだけでなく、湯治目的の長期滞在にも最適です。

大自然の中で非日常の癒しを

後生掛温泉の周辺には、八幡平の大自然が広がり、夏は高山植物の観察、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しい景色が楽しめます。 さらに、後生掛自然研究路では、噴気口や泥火山など、火山活動を間近で見ることができる貴重な体験も可能です。

後生掛温泉の温泉の種類

ここでは、後生掛温泉ならではの7種類の温泉を紹介します。それぞれ異なる効能があり、温泉巡りをしながら自分に合った湯を楽しむことができます。

火山風呂

まるで火山のように湯の底から気泡が勢いよく噴き出す温泉です。細かい泡が肌にまとわりつき、新陳代謝を促進し、肌がつるつるになると評判。ぬるめの温度設定なので、じっくり体を温めたい方におすすめです。

打たせ湯

勢いよく流れ落ちる温泉を肩や腰に当てることで、まるでマッサージを受けているような感覚に。全身の血行を促進し、筋肉のこりをほぐしてくれます。旅の疲れや日々の肩こり、腰痛に悩んでいる方にぴったりの湯です。

箱蒸し風呂

後生掛温泉の名物ともいえる箱蒸し風呂は、木箱の中に体を入れ、首だけ出して温泉の蒸気を浴びる入浴法。のぼせにくく、じんわりと体を温めてくれるので、ゆっくり発汗したい方におすすめです。

蒸気サウナ

自然の地熱を利用した蒸気サウナは、全身を温泉の蒸気で包み込む癒しの空間。高温の天然蒸気が体を芯から温め、血流を改善し、発汗作用を高めます。毎日入ることで風邪予防にも良いといわれています。

泥湯

美容効果が高いことで知られる泥湯は、肌に泥をなじませながら温泉に浸かることで、美肌と温湿布効果を同時に楽しめる湯。特に女性に人気があり、入浴後は肌がすべすべになると評判です。敏感肌の方は、短時間から試してみるのがおすすめ。

神経痛の湯

灰白色の濃厚なにごり湯で、神経痛や関節痛の改善に効果があるとされる温泉です。加水を最小限に抑えたやや熱めの湯なので、じっくり浸かることで体が芯から温まり、湯上がり後もポカポカが持続します。

露天風呂

四季折々の風景を楽しめる露天風呂は、森林の静けさの中で湯浴みを満喫できる贅沢な空間。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。なお、冬季は安全のため閉鎖されることがあります。

後生掛温泉のアクセス方法

車でのアクセス

東北自動車道の鹿角八幡平ICから国道341号線を経由し、約45分で到着します。
また、岩手県側の松尾八幡平ICからアスピーテラインを経由するルートも利用可能で、こちらは約1時間の道のりです。 さらに、田沢湖方面から国道341号線を通るルートでは、約1時間30分のドライブを楽しめます。
紅葉シーズンには美しい景色を堪能できるため、ドライブ好きには特におすすめです。

公共交通機関でのアクセス

JR田沢湖駅から鹿角花輪行きの路線バスに乗車し、アスピーテライン入口で下車(所要時間約110分)。そこから予約制のライドシェアのドラゴン号に乗り換え、約15分で温泉に到着します。
また、JR盛岡駅から八幡平頂上行きのバスに乗り、八幡平頂上バス停で下車。そこからドラゴン号に乗るルートもあり、途中の絶景を楽しめるのが魅力です。

冬季の注意点

冬季は積雪と道路封鎖により、アクセス可能なルートが限られます。以下のルートは通行止めとなりますのでご注意ください。
松尾八幡平ICからのアスピーテライン(県道23号)経由ルート:例年10月中旬から夜間通行止め後、11月上旬に冬季全面通行止めとなります。
田沢湖方面からの国道341号経由ルート:例年11月中旬より夜間通行止め、11月末から冬季全面通行止めとなります。
公共交通機関のルート:冬季は路線バスが全て運休となるため、JR花輪線「鹿角花輪駅」からの送迎バス(1日1便・宿泊者限定・事前予約制)を利用しましょう。

後生掛温泉の周辺スポットは?

大湯沼

秋田県鹿角市八幡平にある大湯沼は、後生掛(ごしょうがけ)自然研究路内に位置する、地熱活動が生み出す独特の自然景観が魅力のスポットです。周囲約1kmの大きな沼では、地下から熱湯が湧き上がり、もくもくと立ち上る水蒸気や硫黄の香りが漂います。西側では今も活動が続いており、水温は83℃以上にも達する高温域です。
水面下からは泥火山やマッドポッドが湧き上がり、ゴポゴポという音やシューッと吹き上がる噴気など、大自然の魅力を感じることができます。

蒸ノ湯温泉

八幡平の標高約1,100mに位置する蒸ノ湯温泉は、八幡平温泉郷で最も歴史のある温泉のひとつ。 大自然に囲まれた秘湯として知られ、硫黄の香り漂う乳白色の湯が特徴です。 特に魅力的なのは、開放感あふれる野天風呂。枡風呂・樽風呂・岩風呂の3つの異なる浴槽が並び、360°の大パノラマを楽しみながら温泉に浸かることができます。
また、地熱を活かしたオンドルも体験でき、じんわりと身体を温めながらリラックスできます。 温泉の効能も豊富で、神経痛や冷え性、皮膚疾患の改善に期待が持てるため、湯治として訪れる方も多いです。

八幡平ビジターセンター

八幡平の大自然をより深く知ることができる八幡平ビジターセンターは、大沼の向かいにある環境省の施設。館内では、八幡平の成り立ちや動植物の生態系をジオラマや映像でわかりやすく紹介しています。雨の日でも八幡平の魅力を満喫できるのが嬉しいポイントです。
登山や散策の前に立ち寄れば、季節ごとの自然情報やハイキングのアドバイスを得られるほか、登山グッズの販売やパンフレットの配布も行っています。館内には熊の生態を学べるユニークな展示もあり、家族連れにもおすすめです。

まとめ

この記事では、秋田県鹿角市にある後生掛温泉の魅力、温泉の種類、アクセス方法、周辺スポットについて詳しく紹介しました。
後生掛温泉の魅力:300年以上湧き続ける名湯で、7種類の多彩な温泉浴(泥湯、箱蒸し風呂、火山風呂など)や、地熱を活用したオンドルで極上のリラックス体験が楽しめます。
アクセス方法:春から秋は車や公共交通機関でアクセスできますが、冬季は松尾八幡平ICや田沢湖方面からのルートが通行止めとなるので注意が必要です。
周辺スポット:後生掛自然研究路で地熱活動を間近で体感できるほか、近隣には八幡平ビジターセンターなど、八幡平エリアならではの観光スポットが点在しています。
後生掛温泉を満喫するために、冬季の通行止め情報や送迎バスの運行状況を事前にチェックしておきましょう。

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